ニキビに対して漢方でできる体質改善とは

漢方では、
人の体は「気」「血」「水」の
3つの要素で
構成されていると考えます。

「気」は身体を温め、代謝の力を生みます。「血」はいわゆる血液で、身体の栄養分です。「水」は「血」以外の液体です。「気」によって「血」と「水」は全身を巡り、栄養を届けます。
ニキビなどによる凹凸のないなめらかな肌の状態を保つためには、肌に栄養を送る「血」が充実し、「気」「血」「水」が滞らずスムーズに巡ることが大切です。
ニキビとは
ニキビは、現代医学では「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」、漢方では「粉刺(ふんし)」と呼ばれ、皮脂が毛穴につまり、アクネ菌が影響して発生する皮膚疾患の一つです。
漢方では、熱や湿など外からの刺激により体内に熱がこもる、「気」「血」の巡りが悪くなることで吹き出物が生じるなどがニキビの要因と考えられます。ニキビは原因によって症状の出方が異なるため、タイプを確認しケアすることが重要です。
ニキビの原因
ニキビの種類は多く、色が特徴のニキビ(白、黒、赤、黄)、年代によるニキビ(大人、思春期)などがあります。
ニキビの原因としては、新陳代謝のリズムが乱れて肌のターンオーバーがうまくできない、皮脂の過剰分泌、毛穴の中にあるアクネ菌の増殖などが挙げられます。
また、ストレスや生活習慣の乱れ、偏った食生活、間違ったスキンケアなども原因の一つとされるため、生活習慣の見直しが重要です。
白ニキビ
初期の段階で、毛穴に皮脂がたまっている状態。痛みや痒みなどはないが、肌の表面をさわるとぷつぷつ、ざらざらした感じがみられます。睡眠不足や疲労が重なることで「血」による栄養が届かず、色のない小さなニキビが発生します。食事内容を充実させ、しっかり休息をとることを心がけましょう。
黒ニキビ
白ニキビが進行し、毛穴に詰まった皮脂が空気に触れて酸化することにより黒く変色したもので、毛穴も目立ちます。運動不足や偏った食生活、不規則な生活習慣は「血」の巡りが滞り、黒ニキビが目立ってきます。洗顔不足、強くこすって肌に負担をかけているなど、間違ったスキンケアで悪化することもあります。
赤ニキビ
アクネ菌が増殖して炎症が進行し、皮膚が赤く腫れあがる状態。腫れて熱感や痛みを伴うのが特徴です。脂っこいものや味の濃いもの、辛いものの食べ過ぎは体内に熱を生じるため、赤ニキビが悪化します。洗顔不足でも悪化するので、メイク落としは丁寧に行いましょう。
黄ニキビ
赤ニキビの炎症がさらに進行し、化膿した状態です。炎症が皮膚の奥の方まで達してしまうため、治った後もニキビ跡になる可能性が高いだけでなく、クレーターのように肌に凹凸ができてしまうリスクもあります。脂っこいものの過食や便秘が続くと肌に熱毒がたまるので、生活習慣の見直しをしましょう。
大人ニキビ
20代以降にできるニキビで、「吹き出物」とも呼ばれ、あごなどにニキビ痕が残りがちです。偏った食生活や飲酒、睡眠不足、冷えや運動不足などによって「血」の巡りが滞り、ニキビを引き起こします。ホルモンバランスの乱れもあり、月経不順や月経痛、筋腫などを伴うこともあるので、婦人科トラブルも共に解消しましょう。
思春期ニキビ
思春期に多く分泌されはじめるホルモンによって毛穴が詰まりやすくなり、ニキビを引き起こします。皮脂腺が多く分布し、皮脂の分泌が多いTゾーン(額や鼻の周囲)に出やすいのが特徴です。肉が多く、野菜が少ないなど食事の乱れが悪化につながるので、こまめな洗顔と共に、バランスのよい食事を心がけましょう。
ストレスニキビ
過剰なストレスや不規則な生活などによって、新陳代謝のリズムが乱れて生じるニキビ。出たり引いたり、痒みを伴うことがあるのが特徴。「気」の流れが悪いため「血」も滞り、赤ニキビに進行することもあります。月経前に悪化することも多いので、気分転換して「気」を巡らせることが大切です。
漢方で体質改善してニキビに備える
漢方では症状を「身体からの声(SOS)」としてとらえ、根本から原因を考えます。
ニキビを、皮膚の局部的な症状としてではなく全身的な状態のあらわれとしてとらえましょう。
「皮膚は内臓を映す鏡」と考え、生活習慣も見直して身体の中から整えていくことで根本的な改善につながります。
漢方薬は症状や体質に応じて約200種類から選定します。
まずは自分の症状タイプを知り、それに合わせた生活習慣を取り入れていきましょう。
ニキビタイプは症状が重なることがよくあります。こちらでは黒ニキビと大人ニキビ、赤・黄ニキビと思春期ニキビ、白ニキビ、ストレスニキビという4つでとらえました。
ニキビ タイプ別チェック
まずは、ご自身のニキビのタイプを知り、そのタイプに合ったお勧めの生活方法を取り入れることから始めましょう。
漢方薬は専門家の指導の上での服用をお勧めします。
よくあるご質問
漢方薬の効果に影響を与える可能性がありますので、水やお湯での服用をおすすめいたします。
漢方薬の味を和らげる別の方法や剤型のご提案が可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。



