不眠に対して漢方でできる体質改善とは

漢方では、
人の体は「気」「血」「水」の
3つの要素で
構成されていると考えます。

気血水のイメージ

「気」は身体を温め、代謝の力を生みます。「血」はいわゆる血液で、身体の栄養分です。「水」は「血」以外の液体です。「気」によって「血」と「水」は全身を巡り、栄養を届けます。

健全な睡眠には、休むための栄養である「血」とエネルギーの「気」が必要です。「気」「血」が不足すると、疲れているのに眠れません。またストレスなどで「気」の巡りが悪いと、目がさえて眠れないなどの不調が起こります。

不眠とは

睡眠は心身の疲れをとってくれる大切なもの。「なかなか寝つけない」「夢が多くぐっすり眠れない」「夜中や早朝に目が覚めてしまう」などが続く状態を不眠といいます。
不眠の原因はさまざまで、過労や加齢、虚弱体質、出産や慢性病による消耗、飲食の偏り、怒りや考えすぎなどが考えられます。
十分な睡眠が確保できないと、「朝目覚めた時から身体がだるい」「日中も眠くてたまらない」「一日中ぼーっとして集中できない」など、生活に支障をきたしてしまいます。
健康的な眠りを得るためには、日中の活動による適度な疲れと夕方以降のリラックスした状態が必要です。寝る直前までスマホを使っていても神経は休まりません。

不眠の主な原因

不眠の原因の多くは生活習慣に潜んでいます。
お仕事の関係で昼夜が逆転している、睡眠時間の確保が難しい、夜中に目や脳を使う作業をするなどは、気血を消耗して「眠いのに眠れない」「夢が多く熟睡できない」などの状態を引き起こします。
脂っこいものや甘いものの摂り過ぎ、運動不足などは、高血圧や糖尿病など生活習慣病の原因ですが、不眠の原因にもなるので注意が必要です。
タバコやアルコール、カフェインの摂り過ぎ、大きな音や強い光の刺激が夜間まで続く、眠る直前までスマホを操作するなどは、交感神経を高ぶらせて眠りのスイッチとなる副交感神経の働きを鈍らせるため、「目がさえて眠れない」などの症状につながります。
日中に緊張する場面が多い、忙しくてイライラすることが多い、リラックスできる時間がない、心配事が多く細かなことが気になってしまうなど、精神的な偏りも不眠の原因になります。
不安神経症や統合失調症などの精神疾患でも不眠を伴うことが多くあります。

漢方で体質改善して不眠に備える

漢方では症状を「身体からの声(SOS)」としてとらえ、根本から原因を考えることで、睡眠に必要な「気・血」を補い、緊張や不安をゆるめて自然な眠りにいざないます。
睡眠導入剤のような即効性はありませんが、生活に潜む不眠の原因を探り、不眠に伴う様々な不調も改善できるのが特徴です。

漢方薬はその声や体質に応じて約200種類から選定していきます。
また、不眠の原因は生活習慣も関係しています。生活習慣を見直すことで、改善への近道になります。
まずは自分の症状タイプを知り、それに合わせた生活習慣を取り入れていきましょう。

不眠 タイプ別チェック

まずは、ご自身の不眠のタイプを知り、そのタイプに合ったお勧めの生活方法を取り入れることから始めましょう。
漢方薬は専門家の指導の上での服用をお勧めします。

お悩み改善エピソード

30代 女性 K様 相談員:A・T

普段はあまりストレスを溜め込まずポジティブだと思っていたK様は、夜眠れないくらいの脈打ちや日常の胸の圧迫感に見舞われ、切実な気持ちでオンライン相談を申し込んだ。派遣社員としてフルタイムで働きながら1年前から別の仕事も引き受け、コロナ禍で遠出もできない中、朝から夜・土日も作業する日々が続いていた。カウンセリングがご自身を見つめ直す機会になったよう。細かく体調を伺ったうえで漢方薬を提案し、すぐに服用を始めたところ翌朝からなんとなく良い感じがあった。仕事量をセーブし自宅でも運動を取り入れるなど生活改善の努力も続け、今では調子のよい状態が続いている。

まずは気軽に
ご相談ください

相談料は無料。お悩みの症状や体質について、専任の漢方相談員が丁寧にお答えします。

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監修者メッセージ

齋藤 友香理(Saito Yukari)

薬剤師・薬日本堂漢方スクール 講師

齋藤 友香理(Saito Yukari)

体質改善プログラムは、漢方の考え方に基づいてあなたの不調から、その特徴や傾向を知るものです。不調が続くようであれば、個別に漢方相談をしてもらうことをおすすめします。多くの不調は間違った身体の使い方や生活習慣からきているので、漢方薬を飲みながら生活指導も受けられます。

監修者プロフィール

運営者情報

薬日本堂株式会社(くすりにほんどう)

1969年創業の漢方専門店。一人ひとりの体質や悩みに合わせて健康・美容をトータルにアドバイスする「ニホンドウ漢方ブティック」「カガエ カンポウ ブティック」「薬日本堂」を全国に展開。その他、ニホンドウ漢方ミュージアム(東京・青山)、薬日本堂漢方スクール、出版・監修、他業種とのコラボレーションなど、漢方・養生を軸とした幅広い事業展開を行っています。

事業内容