肌荒れに対して漢方でできる体質改善とは

漢方では、
人の体は「気」「血」「水」の
3つの要素で
構成されていると考えます。

「気」は身体を温め、代謝の力を生みます。「血」はいわゆる血液で、身体の栄養分です。「水」は「血」以外の液体です。「気」によって「血」と「水」は全身を巡り、栄養を届けます。
つややかで弾力のある肌、健康的な色合いの肌は「血」の栄養と「水」の潤いを受けて保たれます。「気」は体表を外部から守り、「血」「水」を充実させる原動力でもあります。
肌荒れとは
肌を「内臓を映す鏡」「体表で守る盾」というように考えると、ガラスを磨くように内側と外側、両面から磨く必要があります。
肌荒れの原因は様々ですが、一般的に外的な刺激と内的な要因が挙げられます。
外的な刺激としては、紫外線、熱、乾燥、摩擦、化粧品などが挙げられます。
内的な要因としては、疲れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、栄養不足、アレルギーなどがあります。
肌荒れのあらわれ方は、体質や肌質によって異なります。気血が不足して肌が敏感な人は、少しの刺激でもすぐに肌荒れを起こします。そのため、肌荒れの原因を正しく把握し、適切な対策をすることが大切です。
肌荒れの原因を具体的に見ていきましょう。
肌荒れの種類
ニキビ
ニキビは、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖、脂っこい食事への偏りなどが原因で生じます。これらは体内に熱、肌に炎症を生じ、肌荒れを引き起こすことがあります。
ニキビについてさらに知りたい方はこちら
「ニキビは体の不調を表すサイン!タイプ別のケア方法と漢方を紹介」
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、体表を守る力が不足しているアレルギー体質の方に多く見られます。過剰な炎症反応により、患部に乾燥、赤み、水疱、痒み、肘や膝裏の角質化などがあらわれます。
アトピーについてさらに知りたい方はこちら
「アトピー性皮膚炎・湿疹に対して漢方でできる体質改善とは」
乾燥肌
肌に栄養と潤いを届ける「血」と「水」の不足や消耗によって肌は乾燥します。強い日差しや乾燥した大気は体表の潤いを奪い、皮脂膜のバリア機能も低下し、肌が荒れて痒みを引き起こすこともあります。
花粉症
花粉症は花粉に対するアレルギー反応で、鼻や目の症状以外に肌荒れの原因になることがあります。花粉が目の周囲や頬、咽・鼻の粘膜を刺激して、痒みや赤み、ただれ、湿疹などを引き起こすことがあります。
「花粉症は体質改善で治る?漢方を花粉症のタイプに合わせて使う方法」
食物アレルギー
食物アレルギーは、食べ物に含まれる成分に対するアレルギー反応です。痒みや湿疹、口の周囲や口内のかぶれなど、肌荒れの症状があらわれる場合もあります。よくあるのは唐辛子のような香辛料、柑橘やイチジクなどの果物です。
漢方で体質改善して肌荒れに備える
漢方では症状を「身体からの声(SOS)」としてとらえ、根本から原因を考えます。
肌荒れを、皮膚の局部的な症状としてではなく全身的な状態のあらわれとして考えます。
「皮膚は内臓を映す鏡」と考え、身体の中から整えていくことで根本的な改善につながります。
漢方薬はその声や体質に応じて約200種類から選定していきます。
また、アトピー性皮膚炎・湿疹の原因は生活習慣も関係しています。生活習慣を見直すことで、改善への近道になります。
まずは自分の症状タイプを知り、それに合わせた生活習慣を取り入れていきましょう。

