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監修〈中医師 劉 梅〉
ダイエットは、性別、年齢を問わず人々が関心を持つことの一つですが、なぜ人々は関心を持つのでしょうか?
「容姿が気になる」という方も多いと思いますが、「健康のため」という方も多くいらっしゃいます。
肥満は様々な面に影響を及ぼします。一番大きな影響は健康面です。
肥満に伴う症状としては、疲れやすい、むくみやすい、身体が重だるいなどがみられ、
そのまま放置すると、
高血圧、高脂血症、動脈硬化等が起こることもあります。
肥満の原因は、食事からのエネルギー摂取の過多、運動不足等の他に、人間関係のストレスや、過労、睡眠不足も
関連していると考えられます。
現代医学ではホルモンや自律神経および代謝の異常、或いは持病や薬の副作用から肥満に至ることもあると考えています。
漢方ダイエットは、痩せやすく、リバウンドしにくい体質にしていくために、
まずは、それぞれの肥満の特徴や体質に合わせた漢方薬で体質を整えます。
それと同時に食事や運動と休養のバランスのとり方など生活改善も行います。
肥満は病気と診断されませんが、放置すると確実に病気に近づくので改善することが重要です。
漢方では、一人一人に合った漢方薬と生活改善で【摂る→巡る→出す】のバランスを整え、痩せやすい身体へと導きます。
私たちの身体は「気血水(津液)」というエネルギーや栄養で構成されています。
ストレスや過労、睡眠不足によって身体の中をめぐっているはずの「気血水(津液)」が渋滞をおこしてしまうと、
これらが代謝されず肥満につながると考えられます。
漢方では症状を「身体からの声(SOS)」としてとらえ、漢方薬はその声や体質に合わせてお選びします。
例えば、ほてりがあって食欲が旺盛な場合は、ほてりを冷まし食欲をコントロールしていきます。
身体が弱って疲れやすい場合は、滋養強壮することで新陳代謝力を高め、肥満を改善していきます。
漢方薬は単純に症状を改善するだけでなく、体質の改善も行うことが可能です。
上記の例のように、身体の全体的なバランスの乱れの回復を促すことによってリバウンドしにくくなります。
肥満の原因は生活習慣も関係しています。生活習慣は健康で輝ける自分自身の姿をイメージし、
少しずつ努力をすることで改善できます。自分のタイプ(状態)を知り、それに合わせた生活習慣を取り入れることが大切です。
肥満も太りやすい体質も、漢方薬を使って改善することが可能です。薬日本堂の相談員が親身にサポートいたします。
一般的に、暴飲暴食傾向が強く、辛いものやお酒をよく摂る、また強いストレスを受けたことなどが原因です。食欲旺盛で、便秘傾向であることが特徴です。
胃にこもった熱を冷ますはたらきがあります。
暴飲暴食、便秘傾向の方に。
※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
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心:気分転換を行い、リラックスして、クールダウンを心がけましょう。
食:辛いもの、お酒、揚げ物、油っこいものを控え、野菜を増やしましょう。
動:激しい運動は控え、散歩などのゆったりとした運動がお勧めです。
休:睡眠や休憩時間を増やし、何も考えず、ゆっくりと深呼吸して、クールダウンしましょう。
ツボ:「中脘(ちゅうかん)」みぞおちとへそを結んだ線の中間にある中脘がおすすめです。胃腸のはたらきを整えるはたらきがあるとされています。
一般的に精神面、感情面の影響を受けやすく、食欲や情緒に波があります。
胸やお腹が張りやすい、痛むなどの症状を伴うことが多いのが特徴です。
滞っている気(エネルギー)を巡らせます。
ストレスが多く、ついつい食べてしまう傾向が強い方や、気分のアップダウン傾向のある方に。
※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
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心:気分転換をして、緊張をほぐすように心がけましょう。イライラしないように プラスの考え方や言葉遣いを意識してみましょう。
食:香味野菜(春菊、セロリ、ニラ、香菜など)やハーブ類、柑橘系の果物を多めに とりましょう。シナモンや胡椒のような香辛料類、お酒は適度にとるとよいでしょう。
動:身体をよく動かすこと、特に腰まわりを動かすのがおすすめです。
休:短い時間だけでもリラックスを心がけ、ゆっくりと一休みして、深呼吸をしてみましょう。
ツボ:「三陰交(さんいんこう)」足の内くるぶしの骨の上端から自分の指を4本そろえた高さにある三陰交がおすすめです。気(エネルギー)の流れを整えるはたらきがあるとされています。
一般的に、たくさん食べていないのに太りやすく、運動が苦手な方が多くみられます。 新陳代謝の力が弱く、体重が増加するとともに体力が弱っていく傾向があります。
気を補い、余分な水を取り除きます。
体力がなく、むくみやすい方向きです。
※漢方薬は一例です。実際に服用の際は、専門家にご相談ください。
ご自宅からでも利用できるオンライン漢方相談がおすすめです。
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心:気分が落ち込みやすく悩みやすいタイプであることを受け入れましょう。
食:生野菜や果物、冷たいものを控え目に。主食は必要な量をとり、豆類、なつめ、クコの実や動物性たんぱく質を適量とりましょう。飲食物の量を控え過ぎると、巡りに必要な最低限の体力がなくなってしまいます。
動:激しい運動を控え、ヨガや太極拳などのゆっくりした運動を行いましょう。
休:睡眠や休憩時間を増やし、ゆっくり休みましょう。
ツボ:「水分(すいぶん)」へそから親指幅1本分上にある水分がおすすめです。身体の中の余分な水分を外に出すはたらきがあるとされています。
もともと痩せ型ではない私が漢方でダイエットしようと思ったのは、産後、ますます太りやすくなってしまったから。
体重が増えるにつけ、むくみの症状がひどくなり、立ち仕事が辛くなってきました。
仕事が終わる頃には靴がはけない位にむくむことも多々あります。また年齢のせいもあるかもしれませんが、
のぼせや汗をかきやすくなり、夏冬関係なしです。
自己流で色んなダイエットにチャレンジし、少し痩せてはリバウンドを繰り返してきたところ、
2年前からは何をやっても痩せなくなってしまいました。ほとほと困っていたところに、
友人から漢方であれば痩せやすい体質に改善できると聞いて、以前、薬膳レストランでお世話になった日本堂さんで
漢方薬をスタートしました。
私は体内に余分な水分をため込みやすく、そのために痩せにくくなっている体質とのことで、
水巡りを良くする漢方薬を選んでもらいました。飲んでいるのは煎じ薬の苦いお薬ですが、
粉のお薬よりも効き目が良いと聞いて毎日頑張って飲んでいます。
まず飲み始めてからお通じに変化が表れました。今までも便秘ではなかったのですが、
より快調でスッキリ感が違います。お小水の回数も増えたせいか、靴が履けなくなる位までのむくみはもうありません。
漢方薬の服用と同時に、冷たい飲み物をやめて温かい飲み物に変え、飲みすぎないように水分摂取量を控えめにしています。
体重の減少はまだ1.5キロ位ですが、2年間何をやっても減らなかったので嬉しいです。
むくみが改善しているせいか、友人から「すっきりしたね、痩せたよね」と言ってもらえてダイエットに手ごたえを感じています。
(品川店 40代 女性 Wさん)
筋肉が少なめで水をため込みやすいタイプ、いわゆる水太りは女性の方に多い太り方です。
漢方薬を飲み始めてから余分な水分が排出し、むくみが改善していることもあって1.5キロ以上減量したような
スッキリとしたお姿に変わりました。肥満は生活習慣と密に関係しています。水太りタイプの方は、
ウォーキングやストレッチなどの簡単な運動習慣を取り入れていけると良いですね。
薬日本堂では、このような方に個別に漢方相談を行っています。
漢方相談では、初めにカウンセリングを通してお客様一人ひとりの症状や体質を確認しながら、それに合う漢方薬のご提案や、体質の根本的な改善のための生活アドバイスを行っています。
肥満は見た目の問題だけではなく、放置しておくと様々な不調の原因にもなってしまうお悩みです。痩せやすく、リバウンドしにくい体質を手に入れ毎日を快適に過ごすために、ぜひ漢方相談をご活用ください。
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中医師 劉 梅(Ryu Mei)
体質改善プログラムは、漢方の考え方に基づいてあなたの不調から、その特徴や傾向を知るものです。
不調が続くようであれば、個別に漢方相談をしてもらうことをおすすめします。
多くの不調は間違った身体の使い方や生活習慣からきているので、漢方薬を飲みながら生活指導も受けられます。
1988年 黒龍江中医薬学大学卒業。
同年 哈爾浜(ハルビン)医科大学附属第二医院 内科医として勤務
1998年 薬日本堂漢方相談員として入社。
その後薬日本堂漢方スクール専任講師として12年。
現在は、同社漢方相談員の指導・育成に関わっている。
TV・雑誌でも漢方の専門家として活躍。
著書は『中国の女医さんが教えるおいしくて身体にいい中華』 『薬膳 漢方の食材帳』『病気・症状を改善 これならできる漢方ごはん』がある。