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公開日: 2017年09月06日
更新日: 2023年10月18日

痛みに対して漢方でできる体質改善とは

痛み

痛みとは

痛みにはさまざまなものがあります。頭痛、顔面痛、歯痛、胸痛、関節痛、神経痛、腹痛、筋肉痛、打撲痛、月経痛などなど。
漢方には「不通則痛(ふつうそくつう)」「不栄則痛(ふえいそくつう)」という原則があります。気血の滞りや不足で血行が悪くなると痛みが生じるという考え方です。

痛みの中でも、しびれを伴うようなリウマチや坐骨神経痛、腰痛、五十肩のようなものを総称して「痹証(ひしょう)」といいます。痹とは「つまって通じない」という意味があり、何かしらの外的要因で気血の流れが塞がって痛みとしびれが生じると考えます。

背中の痛み・腰痛・関節痛の種類と対策

背中の痛みや腰痛は、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、腰椎骨折や側弯症など、脊柱に由来するものが多くみられます。他にも、泌尿器や婦人科、消化器科の病気に伴って痛みが生じるケース、姿勢や運動不足による筋肉のこわばりから痛みが生じるケースなど、原因は多岐に渡ります。
関節痛も、関節リウマチ、変形性膝関節症、変形性股関節症など多様です。
日頃の対策としては、ストレッチや適度な運動、マッサージなど身体へのアプローチ、ストレスの緩和や睡眠の調整などがあります。慢性的な痛みの場合、漢方薬は内側からアプローチすることができます。他にも様々な治療法があるので、医師や治療家、専門家と相談するとよいでしょう。

痛みに対して漢方でどう向き合うか

からだを整えるには、自分のタイプ(症状)を理解し、改善するための取り組みが大切です。生活習慣や考え方を見直すことによって改善のスピードがより速くなります。

痛みのタイプ別チェック

まずは、ご自身のタイプを知り、そのタイプに合ったお勧めの生活方法を取り入れることから始めましょう。
漢方薬は専門家の指導の上での服用をお勧めします。

当てはまる症状にチェックを入れてください。

上記内容でチェックする

あなたのタイプは…風タイプ

風により身体の表面を冷やしてしまったために生じる。特に肩のこわばりが起こりやすい。

おすすめの漢方薬

独活葛根湯(ドッカツカッコントウ)
葛根湯がベースで急なこわばりを解消します。

※漢方薬はあくまでも一例です。症状や体質によって漢方薬は
変わりますので、まずは専門家に御相談ください。
※画像はイメージです。

おすすめの食材

血を巡らせる食材

生姜、ねぎ、玉ねぎ、くず粉、
酢、紅花、黒きくらげ、らっきょう

バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

首筋に直接風があたらないように注意し、肩をなるべく回すようにしましょう。

冷えは痛みの大敵

冷えると血液循環が悪くなり、四肢が動きにくくなります。首・腰・手首・足首を冷やさないように注意しましょう。ヨモギ・紅花・唐辛子・生姜などの入浴剤を活用し、半身浴などで腰を中心に温めると良いでしょう。

血行改善は痛みを改善

甘いもの、油っぽいものは血液の質を悪化させ血流も滞ります。適度な運動と辛味野菜(玉ネギ・ニンニク・ネギなど)をとり入れて、血行を良くしましょう。

痛みが強く炎症が起きている時には要注意!

急性の症状がある場合、患部を直接温めるのは避けましょう。特に炎症を助長させる食材(モチ米・唐辛子・大量のアルコールなど)は控えましょう。

ツボ・マッサージ

「腰腿点(ようたいてん)」は人差し指と中指、薬指と小指の骨と骨の間にある溝のこと。昔から使われている経験ツボで、腰痛や坐骨神経痛に有効です。

あなたのタイプは…寒タイプ

過労や月経、出産、老化などにより「気(エネルギー)」「血(血液)」が不足して頭部を滋養できない状態です。

おすすめの漢方薬

疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)
身体を温めて血行を良くしてくれます。

※漢方薬はあくまでも一例です。症状や体質によって漢方薬は
変わりますので、まずは専門家に御相談ください。
※画像はイメージです。

おすすめの食材

温める食材

生姜、ねぎ、にんにく、
にら、シナモン、しそ、山椒、黒糖

バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

冷たいものや生もののとり過ぎに注意しましょう。入浴時にはしっかり温めて、無理せず動かしましょう。

冷えは痛みの大敵

冷えると血液循環が悪くなり、四肢が動きにくくなります。首・腰・手首・足首を冷やさないように注意しましょう。ヨモギ・紅花・唐辛子・生姜などの入浴剤を活用し、半身浴などで腰を中心に温めると良いでしょう。

血行改善は痛みを改善

甘いもの、油っぽいものは血液の質を悪化させ血流も滞ります。適度な運動と辛味野菜(玉ネギ・ニンニク・ネギなど)をとり入れて、血行を良くしましょう。

痛みが強く炎症が起きている時には要注意!

急性の症状がある場合、患部を直接温めるのは避けましょう。特に炎症を助長させる食材(モチ米・唐辛子・大量のアルコールなど)は控えましょう。

ツボ・マッサージ

「腰腿点(ようたいてん)」は人差し指と中指、薬指と小指の骨と骨の間にある溝のこと。昔から使われている経験ツボで、腰痛や坐骨神経痛に有効です。

あなたのタイプは…湿タイプ

冷えやストレス、同じ姿勢を続けることで血行不良となり淀んだ「血(血液)」が溜まった状態です。

おすすめの漢方薬

薏苡仁湯(ヨクイニントウ)
水の巡りを良くしてむくみも解消します。

※漢方薬はあくまでも一例です。症状や体質によって漢方薬は
変わりますので、まずは専門家に御相談ください。
※画像はイメージです。

おすすめの食材

水を巡らせる食材

きゅうり、なす、トマト、冬瓜、
はとむぎ、小豆、とうもろこしのひげ

バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

住居と寝具はこまめに風通し良く、湿気をためないように注意。温かい水分をとるように心がけましょう。

冷えは痛みの大敵

冷えると血液循環が悪くなり、四肢が動きにくくなります。首・腰・手首・足首を冷やさないように注意しましょう。ヨモギ・紅花・唐辛子・生姜などの入浴剤を活用し、半身浴などで腰を中心に温めると良いでしょう。

血行改善は痛みを改善

甘いもの、油っぽいものは血液の質を悪化させ血流も滞ります。適度な運動と辛味野菜(玉ネギ・ニンニク・ネギなど)をとり入れて、血行を良くしましょう。

痛みが強く炎症が起きている時には要注意!

急性の症状がある場合、患部を直接温めるのは避けましょう。特に炎症を助長させる食材(モチ米・唐辛子・大量のアルコールなど)は控えましょう。

ツボ・マッサージ

「腰腿点(ようたいてん)」は人差し指と中指、薬指と小指の骨と骨の間にある溝のこと。昔から使われている経験ツボで、腰痛や坐骨神経痛に有効です。

あなたのタイプは…熱タイプ

食の不摂生や胃腸障害から、体内に余分な水がたまっている状態です。二日酔いの頭痛もこのケース。

おすすめの漢方薬

治打撲一方(ヂダボクイッポウ)
瘀血を取り、打撲による腫れを解消します。

※漢方薬はあくまでも一例です。症状や体質によって漢方薬は
変わりますので、まずは専門家に御相談ください。
※画像はイメージです。

おすすめの食材

熱をさます食材

バナナ、大根、きゅうり、ごぼう、
そば、豆腐、なす、もやし、小松菜

バランスを崩さないように日頃の生活から気をつけましょう
生活養生

脂っこいもの、甘いもののとり過ぎ、暴飲暴食に注意しましょう。水分をこまめにとるよう心がけましょう。

冷えは痛みの大敵

冷えると血液循環が悪くなり、四肢が動きにくくなります。首・腰・手首・足首を冷やさないように注意しましょう。ヨモギ・紅花・唐辛子・生姜などの入浴剤を活用し、半身浴などで腰を中心に温めると良いでしょう。

血行改善は痛みを改善

甘いもの、油っぽいものは血液の質を悪化させ血流も滞ります。適度な運動と辛味野菜(玉ネギ・ニンニク・ネギなど)をとり入れて、血行を良くしましょう。

痛みが強く炎症が起きている時には要注意!

急性の症状がある場合、患部を直接温めるのは避けましょう。特に炎症を助長させる食材(モチ米・唐辛子・大量のアルコールなど)は控えましょう。

ツボ・マッサージ

「腰腿点(ようたいてん)」は人差し指と中指、薬指と小指の骨と骨の間にある溝のこと。昔から使われている経験ツボで、腰痛や坐骨神経痛に有効です。

お悩み改善エピソード ー相談員よりー

40代 女性 K様  相談員:M・F

首、肩、腰の痛みが気になり、病院に行きたいが、家庭と仕事が忙しく行けない状況が続いているというお客様からオンラインにてご相談を承りました。
普段から別のお悩みで漢方薬を利用されていて、痛みの症状も漢方で改善出来ればとおっしゃってくださったのが印象的でした。

症状は、右肩が腫れて痛みがあり、緊張すると肩がこわばる傾向がみられました。加えて、1か月前から右手の親指も痺れており、感覚がないとのこと。
血行を良くして痛みを止める漢方薬の服用を始めて1か月後、痛みや痺れが少し軽減し、
2か月後には、「親指の痺れが良くなった。全く痺れないし普通に戻った!」とお喜びの声をいただきました。
ただ背中の痛みは続き、横になった時に張る痛みが出たり、痛む場所が変わるなど、症状に変化があったので、
その後も漢方薬の服用を続け、半年後には背中の痛みや腰痛の症状も緩和しました。

9か月後には、ストレッチが出来るほどに回復。
ストレッチを習慣化するようにアドバイスしたところ、寒い時期でも肩こりは気にならなくなり、痛みはたまに出てもすぐに治る程度まで回復されました。
現在も、痛みが再発することもなく健康維持の為の漢方薬を使いながら健やかに過ごせています。

痛みでお悩みの方へ

漢方相談では、カウンセリングを通してお客様一人ひとりの症状や体質を確認しながら、それに合う漢方薬のご提案や、体質の根本的な改善のための生活アドバイスを行っています。快適に毎日を過ごすために、漢方相談をぜひご活用ください。

監修者メッセージ

齋藤 友香理(Saito Yukari) 薬剤師・漢方スクール講師
齋藤 友香理(Saito Yukari)

体質改善プログラムは、漢方の考え方に基づいてあなたの不調から、その特徴や傾向を知るものです。不調が続くようであれば、個別に漢方相談をしてもらうことをおすすめします。多くの不調は間違った身体の使い方や生活習慣からきているので、漢方薬を飲みながら生活指導も受けられます。

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運営者情報

薬日本堂株式会社(くすりにほんどう)

1969年創業の漢方専門店。一人ひとりの体質や悩みに合わせて健康・美容をトータルにアドバイスする「ニホンドウ漢方ブティック」「カガエ カンポウ ブティック」「薬日本堂」を全国に展開。その他、ニホンドウ漢方ミュージアム(東京・青山)、薬日本堂漢方スクール、出版・監修、他業種とのコラボレーションなど、漢方・養生を軸とした幅広い事業展開を行っています。 (事業内容はこちら)

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